お役立ちコラムCOLUMN

2021.08.26

日本でも視力が低下している子どもが増えてる理由

子どもの近視の進行が世界的に話題となっています。
とくにアジアの先進国はその特徴が顕著で、中国、香港、台湾、韓国、日本、シンガポールといった東アジアの国々で近視の子どもが急激に増加しているそうです。

近視の原因はゲームやスマホ?

以前は、『ハタチを過ぎるころには、近視も落ちつく』と言われていましたが、現在では成人式を過ぎてもメガネやコンタクトの度数が強くなったり、大人でも夕方になると遠くが見づらくなったりしていますね。

 

近視の原因として、よく指摘されているのが、「室内での生活時間が長くなった」こと。

ゲームのしすぎやスマホの使用などで、近いところを長時間見つめ続けることが近視の原因のひとつとされています。

 

目はカラダの重要な一部です。

 

ですから、カラダでいうと長時間ゲームに集中することで、猫背になったりして姿勢が悪くなるのと同じイメージです。目も手元のゲーム機やスマホ、目の前のテレビなど、見つめ続けているところばかりにピントが合うようになってしまいます。姿勢と同様にピントが近くの一点に固定されやすくなり、遠くがボヤけて見えるのですね。

 

そこで、本来使わなくてもよかったはずのメガネを掛けないと授業中に黒板が見えづらくなくなったりします。

こどもの近視は進行しやすい?

「大まかには見えているんだから、別に細かいものは見えなくてもいいんじゃない?」と、思っている方も多いかもしれません。ですが、ぼやけた見え方が長引くことで、子どもの近視は進行しやすいのだそうです。

 

弱視のコラムでも、見えることの大切さを紹介していますが、見えていないことは子どもの成長にとって大きなマイナスとなります。お子様のためにもしっかり見えていた方がいいということは、間違いありません。\(^o^)/

 

そこでやっかいなのは『本人でないとわからない』ということなんですね(泣)。
ケガした時のように泣いてくれたりしません。

 

子どもの近視は、私たちがイメージしているより進行のペースが早く、毎年学校検診の結果を心配していますよねです。

生活習慣に気を付ける

例えば、目が見づらくなって、眼科で近視と診断されて、メガネを購入します。「あーよく見える!」と、たぶん最初は感動すると思います。

 

ですが、せっかくよく見えるようになったメガネを使っても、今までと同じ生活習慣を繰り返していては、また同じピント合わせが必要になってしまいます。

ゲームのしすぎやスマホの見過ぎといった生活習慣を続けると、近視の度合いが進み、黒板も見づらくなる。そしてまた見えるようにするために、さらに度数をあげたメガネを用意していきます。

 

これこそ、負の連鎖・・・・

 

生活習慣とは本当に怖いものです。

目が悪くなる前にお子さまの姿勢を気にしてみましょう。

メガネの産地、福井県鯖江市では・・・

メガネの世界三大産地のひとつ、福井県鯖江市では小学校の授業で目の健康体操をしています。

 

実は私たち「メガネのイタガキ」も、開店前にこの「目の健康体操」を実施しています。

 

3分でできる目の体操。ぜひオススメです!

めがねのまちの目の健康体操 / 福井県鯖江市

保護者が気を付けてあげたいこと

今年2020年は、新型コロナウイルスの影響で、ますます室内での生活が長くなりました。

 

お子さまの生活を見ていて、近いところの一点を見つめ続ける時間が長くなっていると感じませんか?

今後は、オンラインでの授業やさまざまな方とのコミュニケーションなど、パソコンやスマホを使用する時間も長くなります。スマホというと、ブルーライトに気をつけることも大切ですが、成長期には見る環境を良くしてあげることが大切です。

 

お子さまは、夢中になるものです。

ある意味いいことで、大人に比べて集中力が続く傾向にあります。

 

お子さま本人は時間を忘れて、一点を見つめ続けていることにつながります。

 

部屋が暗かったりしたらもっと良くないですよね。
部屋は明るくして、保護者の方は、一定時間を経過したら、「ちょっと休んだら?」と声を掛けてあげましょう。

そして、お子さまと一緒に遠くの景色を見ましょう。窓を開けて、新しい空気を吸って、ちょっと遠くを見ることが大事です。リフレッシュもできます。

昔、「遠くの緑を見なさい」と言われた覚えはありませんか?まさにアレをすることで、目もカラダもリフレッシュします。

 

仮に重度の近視になりますと、成人してから、他の目の病気を誘発する可能性も高くなるそうです。

 

 

群馬県医師会による学校保健に関する情報

群馬県医師会では「児童生徒の健康に留意したICT活用のための啓発チラシ」として情報を発信しています。

 

正しい姿勢や、画面までの距離など気を付ける点がまとめてあります。

 

この機会にご家庭でもお子様の姿勢や画面の見方など、見直してみてはいかがでしょうか。

※ICT活用とは…

「Information Communication Technology」

通信技術を活用したコミュニケーション

群馬県医師会HP〈 https://www.gunma.med.or.jp/Citizen/flyer-for-ict/ 〉

群馬県医師会HP〈 https://www.gunma.med.or.jp/Citizen/flyer-for-ict/ 〉

群馬県医師会HP〈 https://www.gunma.med.or.jp/Citizen/flyer-for-ict/ 〉

最後に・・・

最後に大切なこと。

 

お子さまは成長過程のまっただ中です。ですから、視力確認は眼科での受診が一番です。

 

最近、黒板の字が見えづらい、遠くのものがぼんやり見える、ピントが合うのに時間がかかる、といった症状が現れましたら眼科の先生に必ず診てもらってください。

そして、眼科でメガネが必要と診断されたら、処方箋を作っていただいて、「メガネのイタガキ」にお持ちください。

イタガキにはお子さまの目をずっと見続けてきたスタッフがたくさんいます。最大2年間の「安心ジュニア保証」も充実。ぜひお気軽にお越しください。