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2020.10.18

補聴器は充電式がいい?それとも電池式がいい?

「へぇ、いまの補聴器って、充電式なんだ」。

初めて補聴器のご相談に来られた方や、5年以上前くらいに補聴器をご購入された方に、『充電式補聴器』のお話をすると驚かれる方も多いようです。

現在、補聴器は従来の「空気亜鉛電池式」「乾電池式」の他に、『充電式』が加わり、3つのタイプから選べるようになりました。
充電式補聴器は、電池交換の面倒がなく便利なため、ここ2年~3年で多くの補聴器メーカーが発売を開始し、ご購入する方も年々増えてきています。

補聴器の動力は「電力」です

 

そもそも「補聴器って電池で動いているの?」と、驚く方もいらっしゃると思います。

 

補聴器はもちろん機械ですから「エネルギー=電源」がなければ動きません。

 

そして、実際に電池式の補聴器を使用すると、その電池を見て、サイズの小ささと寿命の短さに困惑される方もいらっしゃいます。

(箱型補聴器は乾電池で動きますが、箱型補聴器は全補聴器販売数の僅か2%ですからここでは割愛します)

 

と、ここまでお話しすれば、「充電式補聴器をすすめる話」とお思いの方も多いと思います。ですがこのコラムでは、充電式補聴器をストレートに宣伝をするわけでなく、充電式、電池式それぞれのメリット、デメリットをご案内し、お客様が選択する際の参考になればと思っています。

「充電式」「電池式」、それぞれのメリット

 

現在、イタガキで補聴器をご購入されるお客様のうち、

80%の方が耳かけ補聴器を、20%の方が耳あな補聴器を選択されています。

 

その耳かけ補聴器の中で、充電式をご購入されている方は約30%。100名補聴器をご購入される方がいたら、20人以上の方が充電式を選択するという計算です。

 

イタガキで主に取扱いしているメーカーは『GNヒアリングジャパン』と『シグニア』の2社ですが、

2社とも耳かけ補聴器で充電式を発売しています。まだ耳あな補聴器の充電式は発売されていません。(待ち遠しいですね)

 

では、これから実際に補聴器を選ぶ際、電池式か充電式か、どちらを選んだらよいでしょう?

 

「電池式」補聴器のメリット

 

まず、電池式補聴器のメリット。

 

それはなんと言っても経済性です。費用を比べれば、電池式の方が安いです。

 

イタガキの場合、補聴器用の空気電池は1パック6粒入り税込250円で販売しています。(2020年10月現在)

ちなみに、

充電式補聴器用の充電器は、税込33,000円と税込39,600円にて販売しております。(2020年10月現在。メーカーにより価格が異なります)

維持費を抑えるなら『電池式補聴器』

 

電池式、充電式、それぞれの補聴器の維持費(ランニングコスト)を考えてみましょう。

 

補聴器に使用されている電池は、主に空気電池(ボタン電池)です。

空気電池は、使用環境や補聴器により異なりますが、平均して1週間で1粒使用します。

 

先ほど、1パック6粒入りで税込250円と記しましたが、補聴器を両耳装用する場合、1か月で1パック使用することとなります。そうしますと、補聴器は平均して5年使用されていますので、両耳2台分で計60パック消費することとなります。金額にすると15,000円です。

 

充電式補聴器の充電器価格3~40,000円に比べ、電池式補聴器の電池代は15,000円ほど。

 

さらに長期間(例えば10年間)、電池式補聴器を使い続けたとしたら、電池式の方が充電式補聴器の充電器より、はるかにコストは抑えられることになります。

 

となると、「コストの面では電池式が有利・・・」ということでしょうか?

 

しかし、補聴器は、電池交換のコストだけではありません。

 

充電式には、『価格には代えられないメリット』があるんですね。

それを“コスト”と考えるかどうかが、「電池式」「充電式」を選択する際の重要なポイントとなります。

「充電式」補聴器のメリット

 

充電式のメリットは、なんといっても操作性です。つまり日々の扱いやすさです。

 

一般的に補聴器は、ご高齢の方が使用する機会が多いですよね。若くて手や指を動かすことに何の支障もない方にとっては理解しにくいかもしれませんが、補聴器用空気電池の交換は意外とわずらわしいもの。

うまくできないという方も多いです。

 

 

扱いやすさなら『充電式補聴器』

補聴器の購入を検討される場合は、ぜひ、イタガキのお店で実際に電池交換を体験してみてください。補聴器の空気電池の大きさは、4種類あります。

 

直径は最大でもたった約11ミリ、最小ですとなんと直径約5ミリしかありません。

かなり小さいです。

 

一緒に補聴器の相談にいらっしゃるお連れ様には、ご高齢の方がこの電池交換をする感覚を、「私たちが軍手をはめて、電池を交換するようなもの」とお伝えしイメージしていただいています。

 

電池式の補聴器の場合、この電池交換を毎週行うことになります。

電池交換の体験をしてみて、うまくいかなかったり、面倒に感じるようでしたら、充電式補聴器をオススメいたします。

「1週間に1回ならなんとかなるか・・・」とお思いかもしれませんが、意外と面倒だとおっしゃる方が多いのが現状です。

 

繰り返しになりますが、補聴器はエネルギー(電力)を補給しないと動きません。空気電池の交換が面倒ですと、補聴器を使用すること自体が、“おっくう”になってしまい、使わなくなってしまうことも考えられます。それでは本末転倒ですよね。

 

充電式補聴器ですと、睡眠中などの使用していないときに、専用充電器に載せておくだけですから、エネルギーの補給(充電)はカンタンですね。スマートフォンの置くだけ充電みたいなものです。

故障リスクが少ないのも『充電式補聴器』

 

充電式補聴器のメリット、2つ目。

それは、充電式補聴器本体の故障リスクが低いということです。

 

補聴器本体の故障の原因で目立つのが、汗や湿気などにより補聴器本体内に発生する錆(サビ)です。

電池式補聴器の場合、空気電池を入れるケースの内部にサビが発生することが、意外と多いんです。 これは、電池交換用のロッカー(電池を出し入れする場所)から、どうしても汗が入り込んでしまう事が原因です。(最近の補聴器は『撥水加工』が施されており、以前の補聴器に比べると、汗による故障の割合は減ってきています)

 

充電式補聴器の本体の場合、この電池交換用のロッカーがないので、“密閉状態”が保たれています。 ですので、汗や水分が入り込まないため故障しにくいんですね。

「電池式」「充電式」のデメリット

電池式のデメリットは「買い続ける」

 

電池式補聴器のデメリット。

 

それは、電池を定期的に買いに出かけなくてはならないということ。

出かけるという行動も、人によって感じ方は違いますよね。買い物に出かけるのが楽しい人もいれば、おっくうに感じる人、面倒くさいと思う人もいるでしょう。

 

出かけることが手間なだと思う方や、気軽に外出できない方には、電池式補聴器の空気電池の買い足しは、少々面倒かもしれません。

 

ですが、出かけるのが楽しい方は、その電池式補聴器の「デメリット」が『メリット』になりますよね。

イタガキのお店に、補聴器電池を買いにご来店された際には、補聴器のクリーニングや点検をすることも可能です。

補聴器が正常に動いているか、場合によっては聴力を測定し補聴器の聴こえ方を調整することもできます。

充電式のデメリットは「異常に気が付きにくい」

 

充電式補聴器を購入されますと、電池を買いに出かける必要がありませんから、イタガキへのご来店の頻度が極端に低くなり、補聴器のチョットした異常に気が付かないこともあるようです。

 

充電式をお買い上げになっても、補聴器は精密な機械というその性質から、買いっぱなしではいけません。電池式にもいえることですが、やはり定期的にご来店いただきメンテナンスすることが大切です。

最後に・・・

 

さて、いかがでしたか?

 

電池式、充電式、それぞれにメリット、デメリットがあります。

 

◇【電池式】は購入後の費用が安い。でも、面倒かもしれない。

◆【充電式】は電池式よりも費用がかかる。でも楽。

 

簡単に説明すれば、そういうことになりますが、使用する方にとっての価値観はそれぞれです。ご家族のご協力が「ある」か「ない」かにもよる部分もあるでしょう。

 

イタガキでは、専門のスタッフが、電池式、充電式、それぞれの経済性、操作性、故障リスクの説明や、両方のメリット・デメリットをわかりやすくご説明します。

 

このコラムを参考に、ぜひ、お店でご相談ください。

 

イタガキでは、専門のスタッフが、電池式、充電式、それぞれの経済性、操作性、故障リスクの説明や、両方のメリット・デメリットをわかりやすくご説明します。

 

このコラムを参考に、ぜひ、お店でご相談ください。

イタガキには、補聴器のプロが多数在籍しています。ぜひお近くのメガネ・補聴器のイタガキに。気軽にご来店ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。