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2021.11.15

似合うメガネも見え方も “フィッティング” 次第。

「メガネ達人」になるコツ。それは、TPOに合わせて見え方を「使い分ける」ことと、メガネをファッションとしてとらえて、上手に「着こなす」ことです。特にファッションとして着こなすということは、ほとんどの方は「洋服ならわかるけど、メガネを着こなすってどういうこと?」と思うに違いありません。

いきなり「メガネを着こなして」と言われても、困りますよね。実は、「メガネの着こなし」の第一歩は、「フィッティング」だといえます。

「フィッティング」とは、眼鏡を使用する人の顔のカタチや頭のカタチに合わせて、正しい位置で眼鏡をズレにくく調整すること。つまり、「理想の位置で顔にフィットする」ようにすることです。

これがとにかく重要です。

どんなにカッコイイ眼鏡でも、どんなに高価な眼鏡でも、ずれてしまえば見た目だけだはなく見え方まで台無し。似合うメガネも「着こなし=フィッティング」がかなり大事なんです。

メガネも洋服のように「着こなし=フィッティング」が大事です

例えば、パンツ(ズボン)を買うとします。お店に入ったら、まず気に入ったデザインのものを探しますよね。そして、サイズを確認します。その後、試着をして、ウェスト周りを確認したり、座ったり立ったりして、余裕があるかどうか、逆に余裕がありすぎないかどうか、鏡を見てシルエットを確認したり、裾は上げてもらうか、ロールアップするか、裾の長さはどのくらいにしようか…などなど、いろいろ検討されるのではないでしょうか。実際は、試着室では流れ作業で考えますので、時間はあまりかからないから気づかないかもしれませんが、実はいろいろなことを検討して「着こなすように」仕上げているのです。

 

メガネも同じこと。あなたにぴったりのメガネに「着こなす」ことが大切です。とはいっても、メガネは、パンツのように頻繁に買うものではありません。ですから、メガネのフィッティングの仕方なんてわからない、という方がほとんどでしょう。当然です。そのためにメガネ店のプロのフィッティング技術が重要になるのです。

目の疲れやこめかみの痛みは、“合っていない”サインかもしれません

例えば、今あなたが掛けているメガネは、下を向くと落ちてきたり、こめかみに食い込んで痛くなったりしていませんか? 購入した時には、そんなことなかったのに、時間が経過して、知らず知らずの間にメガネの幅が広がってしまっていたり、鼻のパッドの向きが変わっていたりしていませんか? または、購入した時から、なんとなくこめかみが痛かったのに、ずっと我慢したり、なんてことはありませんか?

 

フィッティングには、技術が必要です。

それぞれの人の顔のカタチや頭のカタチに合わせたフィッティングなくしては、見え方やかけ心地、見た目も含み快適なメガネは成立しません

さらに、きちんとフィッティングしていないメガネを掛けていると、見た目が悪くなることはもちろん、眼精疲労や肩こりなどの原因にもなります。不快要素があることで、ストレスも溜まります。

 

メガネのイタガキは、フィッティングに関して度重なる講習を受け、専門店としてのプライドを持って対応しています。

メガネを選んだ際にはプレフィッティング。出来上がり時には丁寧に慎重にフィッティングを施しますが、この時点でいわば「仮縫い」の状態。ちょっと時間が経って、メガネがズレてしまう、こめかみがちょっとだけ痛いなど、気づくこともあります。少しでも気になる点がありましたら、いつでもイタガキに再来店ください。

お客様の声をもとに、さらに快適なフィッティングをいたします。

もちろん、無料です。

メガネの基本的な掛ける位置を知りましょう

フィッティングが重要なことはお伝えした通りですが、さらにワンポイント。

メガネを掛けるご自身でもメガネの基本的な掛ける位置(正しい眼鏡のかけ位置、理想の眼鏡のいち)を知っておきましょう。同じメガネを掛けるにしても、目とフレームのバランスで、似合うかに合わないか、その方の印象はどう映るかが変わってきます。

 

例えば、レンズの上下の幅が狭いメガネ(高さが低いメガネ)は、レンズの中心からやや上に黒目がくるようにします。狭いメガネをやや下げ目で掛けている方を見かけますが、下げ目にすると、なんとなく緊張感のない表情=ゆるい表情になってしまいます。上下幅の狭いメガネは、黒目が中央に来るように。覚えておきましょう。

 

そして、レンズ上下の幅が広いメガネ(メガネの高さが若干あるメガネ、丸状のメガネ)は。レンズの中心から、少し上に黒目が来るようにしましょう。つまり、やや下げ目ですね。中心に黒目を合わせると、丈夫にちょっと空きができます。これが少し間が抜けた印象にもなるんですね。とくに男性で、小鼻が高い人や太い人はメガネが上に上がりやすいので注意しましょう。

とはいいましても、これはあくまでも基本です。メガネのカタチも様々ですから、その方の相性によっても目の位置やバランスを変えた方がいい場合もあります。あくまでも上記の基本を元に、メガネを購入した際には、スタッフに正しい位置とかけ方を聞いておきましょう。

あなたのメガネのフィッティングを、簡単チェック!

ではここで、あなたのメガネのフィッティングを簡単にチェックできる方法をアドバイスします。あくまで、簡単にチェックする方法ですので、「該当しない=ダメ」とは、一概には言えません。なんとなく合わないのかな?のチェックにはなると思いますので、気軽に試してみてください。

(1)メガネの基本位置をチェック。

前にも書きましたが、メガネの上下の幅が狭いメガネは、黒目が高さの中央からやや上に来るように。メガネの上下の幅が広い(大きい)メガネは、黒目が高さのレンズの中央から、さらに少し黒目が上に来るように。メガネの基本位置のチェックをしましょう。

(2)メガネが下がってきませんか?

鏡の前に座ります(立ちます)。メガネを掛けた状態で、真下を見てください。10秒ほど数えたら首を軽く左右に振りましょう。そうしたら、顔を正面に上げて鏡を見てください。メガネが下がっていませんか?下がっていたらフィッティングが十分でない、ということになります。

(3)目とレンズの距離が離れすぎていませんか?

あくまで目安ですが、目とレンズの距離の基本は、12mmくらいといわれています。ですが、まつ毛の長い人人は、もう少しレンズが当たらないくらいにフィッティングされていると思います。掛ける方によって若干、距離も変えますが、あまり離れすぎていると矯正度数にも影響しますし、見た目もあまりよくありません。

(4)テンプル(ツルの部分)が頭に食い込んでいませんか?

メガネを掛けたとき、テンプル(ツルの部分)がこめかみに食い込んでいるかチェックしましょう。メガネをはずしたときに、こめかみにテンプルの跡が残っていたら食い込んでいるということになります。逆にこめかみから離れすぎていてもずり落ちる原因になりますからよくありません。

ほかにも、メガネのフィッティングには、さまざまなチェックポイントがあります。

メガネのイタガキでは、お買い上げいただいたあとに、定期的にメガネのフィッティングやネジの緩みなどをチェックするご案内をしています。

 

メガネは使っているうちに知らず知らずの間に、曲がったり広がったりするもの

定期的なメンテナンスがメガネを長持ちさせます。そして、ますますメガネが好きになります。ぜひ、お買い上げのメガネのイタガキで、定期的にチェックしてください。

 

メガネのイタガキでは、専門店のメガネメンテナンス『15項目安心点検』を行っています。メガネのクリーニングはもちろん、今の眼鏡をかけて視力がどれくらいなのか、メガネの歪みはないか、レンズの傷はないか、正しい位置でメガネを掛けているかなど、15項目で細部まで責任を持って専門店のプロが確認します。