2023.06.12
運転免許に必要な視力って???
車の運転をする時に、信号機や標識など見づらさを感じることはありませんか?
視力が低下している状態での運転は危険が増し、交通事故の可能性も高まってしまいます。
運転免許を所持するには、その種類によって必要な視力の基準が厳格に定まっています。
免許を取得する際はもちろん、3年、5年で更新をする時も必ず適性検査で視力の確認をしますよね。
万が一、裸眼での視力が基準に満たなかった場合でもメガネやコンタクトレンズを使用してクリアすれば大丈夫。
今回は運転免許と視力についてのお話しです。
運転免許について
運転免許の保有率
日本の人口は約1億2450万人(令和4年)ですが、その内のどれ位の人が運転免許を持っているのでしょうか?
こんなデータがあります。
令和3年末現在の運転免許保有者数は,前年と比べて約9万人(0.1%)減少して約8,190万人となった。
このうち,男性は約14万人(0.3%)減少して約4,446万人,女性は約4万人(0.1%)増加して約3,744万人となり,その構成率は男性54.3%,女性45.7%となった
全人口に対して約65.2%の方が運転免許を保有していることになりますね。
ちなみに…
運転免許の取得可能な16歳以上の人口に占める運転免許保有者数の割合は、74.8%(男性85.6%、女性64.8%)となり、年齢層別では、40~44歳の年齢層が94.6%(男性97.2%、91.9%)で最も多く、次いで35~39歳の年齢層となった。
一番保有率の高い年齢層は40~44歳で、94.6%もの割合で所持をしているとのことです。
それだけ、自動車の運転は私たちの生活に欠かせない物になっているのですね。
運転免許に必要な視力
運転免許の種類によって視力等の基準は、大きく3種類に分けられます。
保有している免許証や取得したい免許証によっても、ご自身がどれに当てはまるかを把握しておきましょう。
普通自動車/二輪
両眼の視力が0.7以上、左右それぞれの視力が0.3以上であること。片方の視力が0.3に達しない場合は、よく見える方の視力が0.7以上、かつ視野が150度以上あること。
大型/二種
両眼の視力が0.8以上、左右それぞれの視力が0.5以上であること。
三棹(さんかん)法の奥行知覚器で2.5メートルの距離で3回測定し、平均の誤差が2センチ以内であること。(深視力)
原付/小型特殊
両眼で0.5以上、又は一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.5以上であること。
もしも視力検査に通らなかったら?
検査の結果、必要な視力に達していなければ不合格となりますが、再検査をして基準をクリアーすれば更新/取得は可能になります。
但し、免許更新については誕生日の前後各1ヵ月、合計2カ月間の期限が設けられていますので注意が必要です。
期限ギリギリで焦らないためにも、更新期間前に余裕をもって眼科受診や、メガネ店で視力やメガネのかけ具合のチェックをしてもらうとよいでしょう。
違反をしてしまうと…
運転免許の条件に『眼鏡等』が含まれるのにメガネやコンタクトレンズを使用しないで運転をしてしまうと、『免許条件違反』となり普通自動車では【違反点数2点/反則金7,000円】となりますので気を付けましょう。
また、レーシックや白内障の手術により視力が回復し、メガネやコンタクトレンズが不要になる場合もあります。
ただし、運転免許に『眼鏡等』の記載がある場合は、そのまま裸眼で運転をしてしまうと、上記の『免許条件違反』に当てはまりますので注意が必要です。
免許センターなど所定の場所で「眼鏡等条件解除審査」が受けられますので、手続きを済ませることをオススメします。
まとめ
免許の取得/更新では必ず視力検査があり、合格の基準を満たすことが必要です。
検査は裸眼視力でも、メガネやコンタクトレンズによる矯正視力のどちらでも構いません。
免許の種類によって、合格基準は様々で大型や二種免許では「深視力」も必要です。
「メガネ」や「視力測定」についてのお悩みは、お気軽に最寄りの『メガネのイタガキ』へご相談ください。
また、メガネのイタガキでは国家資格『眼鏡作製技能士』の資格を有するスタッフが在籍している店舗や、『深視力測定器』を設置している店舗もございます。
運転免許更新前にはメガネのイタガキでぜひ視力チェックをしてくださいね。